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セッション
スキーマと型で拓く Full-Stack TypeScript
DAY1 / 11:50 〜 12:20 (レバレジーズトラック)
Full-Stack TypeScript はフロントエンド・バックエンドを統一し、素早いプロダクト立ち上げを可能にします。しかし実際には、プロダクトが複雑化するにつれて適切な境界設計が難しくなり、開発スピードや拡張性が失われるケースも少なくありません。このトレードオフを乗り越ていくにはどのような設計戦略が必要でしょうか?
SANUでは、IoT連携による鍵管理や多様な課金モデルを含む複雑なサービスを、短期間でノーコードから内製化しました。私たちが選んだのは、「スキーマ」と「型」を中心に据えた戦略的な境界設計です。
GraphQL スキーマを軸にフロントエンドとバックエンドを疎結合化しつつ、コード生成によって最小限のオーバーヘッドで開発できるアーキテクチャを実現。更に Full-Stack TS ならではの単一プロセスによる実行や In-Process GraphQL を活用することで、運用のオーバーヘッドも最小限に抑えられることが分かりました。
本発表では、2010年代の Web サービス開発の知見を踏まえて、スキーマ駆動の Full-Stack TypeScript で速さと持続的スケールを実現する方法を紹介します。