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トーク

Pragmatic Functional Programming in TypeScript
セッション
Pragmatic Functional Programming in TypeScript
DAY2 / 11:30 〜 12:00アセンドトラック

関数型プログラミングを学んでも、実務での活用方法に悩む方は少なくありません。純粋関数、イミュータブルな値、モナドなどの概念を、具体的なコードにどう落とし込むかが明確でない場合が多いからです。

そこで本セッションでは、Dmitrii Kovanikov 氏の提唱する 5 つの原則(Parse, don’t validate/Make illegal states unrepresentable/Errors as values/Functional core, imperative shell/Smart constructor)を「事前条件」「事後条件」「不変条件」という Design by Contract の視点で再構成し、TypeScript による実装例とそのメリットを解説します。

加えて、当社が開発している API ゲートウェイを題材に、これらの原則を戦術的 DDD に基づくレイヤードアーキテクチャに適用する例もご紹介します。バックエンド開発におけるコードの堅牢性と保守性の両立を目指すだけでなく、状態管理の複雑なフロントエンド開発でも応用可能な設計手法をお話しします。

yasaichi

yasaichi

株式会社EARTHBRAIN / シニアエンジニア

2015年にピクスタ株式会社に新卒入社後、開発プロセスの改善や開発基盤の整備に従事。2020年より執行役員CTOを務めた後、2023年よりEARTHBRAINに参画。 現在は同社のデータプラットフォームの開発を牽引している。著作に「パーフェクトRuby on Rails【増補改訂版】」(共著、技術評論社)がある。

https://blog.yasaichi.com/
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