トーク

LT
Standard Schema: スキーマライブラリの統一規格とは何か
DAY2 / 16:10 〜 16:50 (レバレジーズトラック)
近年のアプリケーション開発では、ZodやValibotなどのスキーマによるバリデーションをおこなうライブラリが注目をあつめ、ライブラリの選択肢も増えています。ランタイムでのバリデーションに加え、定義したスキーマから推論された型を利用した型安全な開発が実現できるようになりました。
しかし、それぞれのライブラリが提供する機能をつかってスキーマを定義する場合には型を重複して定義する必要がなくなった一方、独自の型をスキーマライブラリに適用する場合には、それぞれのライブラリのためのロジックやアダプタを記述することが必要な状況になっています。このような状況に対して、Zod、Valibot、ArkTypeの作者たちがスキーマライブラリの統一規格「Starndard Schema」を策定し、ライブラリ間の相互運用性を高める運動をはじめました。
このLTでは、上記の経緯を説明した上で、「Starndard Schema」によって開発者が得られる利点を解説します。