トーク

LT
ProxyとTypeScriptのおいしい関係
DAY2 / 16:10 〜 16:50 (トグルルーム)
本発表では、ReactのフォームライブラリであるConformを題材に、Proxyによる動的なプログラミングにTypeScriptの型を被せることで優れた開発体験が得られることを見ていきます。
Proxyはオブジェクトに対する操作をインターセプトできるデータ型で、ECMAScriptの標準です。
Proxyを使えば、例えばあるオブジェクトのプロパティに対するget操作にログ出力などの処理を挟むことができます。
しかしConformでは、空オブジェクトをProxyでラップし、プロパティアクセスを全て動的に生成する、という大胆なことをしています。
一見このような動的なプログラミングとTypeScriptは相性が悪そうですが、
ConformはむしろTypeScriptの型を存分に活かした開発体験を提供しています。
本発表では、その点についてConformのサンプルコードや内部実装を追いながらお話します。

Motoki Shakagori/ほとけ
株式会社ベースマキナ / Web developer
静的型が好きなWeb developer。最近は公私ともにTypeScriptを書くことが多く、最近はたまにNeverthrowやHonoなどのライブラリに貢献しています。
https://linktr.ee/mshaka