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Wasmを用いて他言語資産をTypeScriptで活用する
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Wasmを用いて他言語資産をTypeScriptで活用する
DAY1 / 17:10 〜 17:40アセンドトラック

本発表では、WebAssembly(Wasm)の基本概念や実行環境、クロスプラットフォーム対応といった特性に注目し、異なる言語で実装されたライブラリや資産を効率的に統合する方法について紹介します。近年、システム間の相互運用性や資産の再利用が重視される中、Wasm Interface Types(wit)を用いることで、ホスト環境とWasmモジュール間に型安全なインターフェースを構築し、従来は別々に管理されていたコード資産の連携を容易にする仕組みが実現されています。さらに、witから自動的にTypeScript用の型定義を生成するツール「jco」を取り上げ、他言語で記述されたライブラリをWasmとwitを介してTypeScript環境で活用する方法を紹介します。多くのTypeScript実行環境がWasmランタイムと連携している現状を踏まえ、既存資産の再利用による実装上のメリットや注意点についても言及し、Wasm活用の普及と他言語資産統合の可能性を探る内容となっています。

赤木 勇統

赤木 勇統

株式会社RightTouch / プロダクトエンジニア

RightTouchでプロダクトエンジニアをしています 業務ではフロントエンドもバックエンドもTypeScriptで書いていますが、趣味ではいろんな言語に触れるのが好きです